巨人・小林誠司に一発逆転のチャンス到来!一軍昇格で「今季引退説」の払拭なるか
人気者が帰ってきた。
巨人は26日、右手骨折で離脱した甲斐拓也(32)に代え、小林誠司(36)を一軍に登録した。
正捕手の甲斐は、23日のDeNA戦で本塁上のクロスプレーの際に、右手中指を骨折。今季絶望の可能性がある中で白羽の矢が立ったのは、1カ月ぶりの一軍復帰となるベテランだった。
開幕二軍スタートだった小林は5月24日に今季一軍初昇格。2度目のスタメンマスクとなった6月29日のDeNA戦では、好リードで赤星、田中瑛、大勢、マルティネスの4投手を完封リレーに導いた。とはいえ、今季は9試合で打率.214、1打点。プロ12年目の36歳は崖っぷちに立たされている。
さるチーム関係者がこう言った。
「スタメン発表時の歓声は現メンバーの中でダントツ。人気は健在ですが、キャンプから二軍に放置され、9試合の出場にとどまっているだけに、今季限りでの引退の可能性も囁かれています。ただ今回は、不振の大城卓が二軍と行ったり来たりする中で声が掛かった。阿部監督としては、豊富な経験を生かし、岸田に続く第2捕手として期待しているが、今回の昇格が来季現役続行に向けたアピールになるのは間違いありません」