田中碧がW杯メンバー落ち危機の正念場…佐野海舟の株急騰で森保Jボランチ争い激化
森保ジャパンの基本布陣は、GKに「3(DF)-4(ボランチ2人+ウイングバック2人)-2(インナーハーフ)-1(トップ)」である。
中でもDFラインの前に位置し、相手の攻撃の芽を潰しながらボールを奪取し、そこからボールを散らして攻撃の起点となるボランチ(守備的MF)は、攻守のかなめとして「チームの心臓部」と言われている。
そのボランチの序列でいうと、まずは英プレミアの名門リバプール所属で代表キャプテンのMF遠藤航(32)が一番手。ポルトガルの強豪スポルティングで活躍しているMF守田英正(30)が、2番手として遠藤とコンビを組んで先発することが多い。
3番手以降は英プレミアのクリスタルパレスMFの鎌田大地(29)、そして英チャンピオンシップ(2部)リーズの主軸として今季の英プレミア昇格の殊勲者であるMF田中碧(27)の2人が、遠藤と守田の鉄板ボランチコンビの牙城を崩そうと虎視眈々とチャンスを窺うーーという図式だった。
それが一気に崩れそうな状況になってきた。