ドジャース大谷翔平のPS絶不調は精神面が原因か…プライド傷つけた指揮官の"先発登板先送り"
「できると思っているからというのが一番。それが自分の色であり、強みだと思っている。(投打)どちらもチームのプラスになるのなら、それは自分にしかできない役割だと思うので、それをこなしていくのが今の仕事だと思っている」
レギュラーシーズン最後の3試合は、いずれも無失点。投手として尻上がりに調子を上げ、プレーオフでも強打のフィリーズ相手に好投した。
投打の二刀流は自分にしかできない役割。どちらもチームのプラスになるなら、それをこなすのが自分の仕事だと思っているのに、先発を先送りされた。つまり大谷ではなく、他の投手を使った方がチームにとってプラスという判断が働いた--少なくとも本人はそう受け取ったのではないか。
おまけに、初戦のスネル(32)は8回を1安打無失点、10奪三振。この日の山本(27)は9回を3安打1失点でメジャー初の完投勝利。大谷に代わって先発した2人が、今季最高勝率をマークした強豪相手にほぼ完璧な投球をして勝利を手繰り寄せたのだ。
大谷は「自分にしかできない」と、打撃はもちろん、投球にも絶対的な自信をもっている。それだけに先発を先送りされたことと、2人の好投によって気持ちが揺らいだとしても不思議ではない。
リーグ優勝決定シリーズ第3~5戦は、舞台を本拠地のロスに移して行われる。大谷はフィリーズ左腕投手陣の横の揺さぶりによって打撃を崩されたといわれるが、不振の原因が精神面にもあるとすれば今後が心配だ。
16日に本拠地で会見した大谷は打撃について「ベッツ、ヘルナンデスにしっかりといい形でつなげるのが一番基本的な役割」と説明。第4戦の登板に向けては「(山本、佐々木に)負けないくらいの気持ちで投げられれば」と意気込みを口にした。
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そんな大谷は重度のプレッシャーに加え、米国人が抱いている「差別的敵愾心」とも戦わなくてはいけない。いったいどういうことか。チームメイトはともかく、現地の米国人は腹の底で大谷のことをどう見ているのか。
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