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安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

巨人が1位指名公表 鷺宮製作所・竹丸和幸の驚くべき成長曲線…高校時代はマネジャー異動が浮上した小声の怪腕

公開日: 更新日:

ユニホームのシルエットが春先とは別人

「まだ自分自身に確たる自信は持てていないですけど、この1年、まあまあコンスタントな成績で投げられたんで、そこは自信になってますね」 

 そう答える竹丸の足腰を見て、アッと思った。春先とは、ユニホームのシルエットが別人のように太くなっていた。

 大学生なら3、4年生の4シーズン、社会人の選手なら直近の最低1年間、これぐらいの長い期間にわたってコンスタントな結果を残さないと、プロはなかなかその実力を信用しない。それが、1年間を通して確たる戦力となりうる心身の強靱さと技術の裏付けとなるからだ。

 竹丸投手、そこは十分にクリアできたとみる。

 高校時代に一度は野球選手としての将来を見限った者が、そこからわずか5、6年でドラフト1位の、それも重複指名候補に。 

 本人の懸命な努力と、導く者の骨折りがあってこそであろうが、それはそれとして、これがあるから、若い人のちょっと先のことなんて、ほんとに誰にもわからない。

竹丸和幸(たけまる・かずゆき)2002年2月26日、広島県生まれ。崇徳高から城西大を経て、鷺宮製作所へ。178センチ、78キロ。左投げ左打ち。

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