ソフトバンク日本シリーズ第2戦バカ勝ちの裏の深謀遠慮…3戦目以降へ小久保采配抜かりなし
【SMBC日本シリーズ2025】第2戦
ソフトバンク10-1阪神
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1-2で敗れた初戦のウップンを晴らすかのようにソフトバンク打線が爆発した。
26日の日本シリーズ第2戦、「2番・中堅」の周東佑京がシリーズ新記録となる5打数5安打で塁上を賑わせば、前日はスタメンを外れた「6番・一塁」の山川穂高が二回までにダメ押し3ランを含む2安打5打点の大暴れ。こちらは、1963年の巨人・柴田勲、2004年の西武・カブレラ、20年のソフトバンク・デスパイネが持つ1試合6打点のシリーズ記録に1点及ばなかったものの、本拠地に「どすこい」を響かせた。
2人の打のヒーローはもちろん、「栗原の同点打があってきょうのこの展開になった」と初回の5番の一打をホメた小久保裕紀監督は、一方的な試合の中で自らの采配にも抜かりがなかった。
「9点リードの九回に左腕の松本晴をイニングまたぎで続投させ、阪神4番の佐藤輝明に徹底した内角攻めを指示。顔面付近のボールを続けてサトテルをのけ反らせた。ショートライナーに打ち取ると、5番の大山悠輔を迎えて右腕の木村光を投入。先を見据え、阪神のポイントゲッター2人に対して手を緩めることなく厳しい継投を見せた」(ソフトバンクOB)


















