今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です
プレーを見るとスイングや技術ばかり気になり、ターゲットにボールを打つ意識が希薄なように感じます。アドレスしてから、ターゲットに打つ姿勢と、クラブを上げるタイミングが以前に比べて遅い。アタマと体がリンクしておらず、イメージできないままスイングしているようにも見えます。
アドレスの形、グリップのちょっとした握りのズレやグリップの太さや形状も、クラブがスッと上がらない原因かもしれない。アイアンもフィニッシュ前に右手を離す引っ掛けのミスはクラブ性能が合っていないことも理由に考えられます。
メジャーの全英女子オープンに勝ってから、渋野にはファンのみならずメディアや多くのゴルフ関係者の視線が絶えず集中します。宿命とはいえ成績が悪くても追いかけられるのですから気の休まる間もなく、重圧は相当です。女子プロ人気やスポンサーの看板などいろんなものを背負わされて、調子が悪くなればもがき苦しむばかりです。昔のプロのように純粋に1打を縮めることに集中して、バーディーを奪って賞金を手にする単純な喜びだけではなくなっています。
心からゴルフを楽しめない感じが、今の渋野から見て取れます。


















