“迷える子羊”の渋野日向子は「先生探し」が今オフの課題…米女子ツアー準シードすら圏外で崖っぷち

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 その渋野にこそ、よき先生が必要だが、これまでの師弟関係は長続きしなかった。

 プロ入り前から指導を受け、2019年の全英女子でバッグを担いだ青木翔コーチとは20年末に別れ、その後は石川遼のアドバイスを聞いたこともあった。22年末に青木コーチに戻したと思ったら、1年もたたずに吉田優利を教えている辻村明志コーチの門を叩いた。

 ツアー関係者が言う。

「今はマネジャーとビデオでスイングチェックしているというから、特定のコーチにはついていないはずです。先月は国内大会に4試合出ましたが、いきなり予選落ちして、直後に福岡へ飛び、パッティングの指導を受けたが、その時本人は『今までは型にとらわれないというか、自分の感性でやってきた部分があった』と言っていた。2年前に左手親指を痛めた時に、いきなりベースボールグリップで試合に臨んだように器用な選手ですし、理論で指導されても、しっくりこないのかもしれません。福岡でパッティングを教わった際に、『科学的なものが必要だと思った』とも言ってましたから」

 しかし、今の状態では予選落ちを気にするばかりで攻めのゴルフができない。

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