ドジャースの積極補強に大喜び 大谷翔平が抱える底なし勝利欲求は「野球人生と密接にリンク」

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優れた個人記録を残しても…

 それにしてもだ。ワールドシリーズを連覇、ただでさえ戦力の抜けているチームが、2つの補強ポイントを埋めるどころかさらにエース級を狙っているという。戦う前から他球団がタメ息をつくような、いわば勝って当然のチームでプレーすることが、アスリートとして本当に面白いのだろうか。

「勝利に対する底なしの欲求は、これまでの野球人生と密接にリンクしているのではないか」と、マスコミ関係者がこう続ける。

「中学時代にプレーした岩手の一関シニアは人数自体少なかったし、全国大会にも行っていません。高校進学時も誘われたのは4校くらいだったとか。花巻東(岩手)時代は2年夏と3年春に甲子園出場も、ともに初戦敗退。日本ハム時代は2016年にリーグ優勝して日本一になっていますが、1年目の13年は最下位で最後の17年は5位。メジャー移籍後、エンゼルスでの6年間は一度もプレーオフに出ていない。チームとして頂点に立った経験がほとんどない。日の当たる強豪チームでプレーしたのは、ドジャース移籍後の2年間が初めてのようなものです。それまでは打って投げて、二刀流選手として前代未聞の活躍をしてきたし、メジャーでも突出した成績を残してきた。それでもドジャースに移籍する以前は、なかなか勝利に結び付かなかった。野球はチームスポーツだけに、優れた個人記録を残しても忸怩たる思いがあったのは想像に難くない。チームの一員として勝ちたいという欲求が人一倍強いのはある意味、当然かもしれません」

 大谷は昨年、ドジャースが今世紀初のワールドシリーズ連覇を達成した直後、「あと8回、やりましょう!」と言った。ドジャースとの10年契約が満了するまで、勝利への欲は尽きそうもない。

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