捕手・中村悠平が語る前回大会、大谷翔平、野手最年長としての責務

公開日: 更新日:

 ──今大会は多くのメジャーリーガーが参戦。前回の米国との決勝戦では大谷翔平など、ブルペンや試合で球を受けたことがない投手と組んで、世界一を達成しました。

「そういうことがあるのが国際大会の魅力というか、面白さでもあると思います。そういったところを前回の大会で経験できたことをプラスに捉えて、3年後にもう一度同じ舞台に立てるのはすごく光栄なことです。自分がどれだけ成長してるかとか、また新たなWBCになるのかなと感じています」

 ──大谷とのバッテリーでは、大谷が初球ストレートのサインに首振って、スイーパーを投げた。雑誌「ナンバー」のインタビューで大谷は「日本には90マイル(約146キロ)で大きく曲がるスイーパーを投げる投手がいないと聞いていたので、単純に、中村さんが捕れるかなというのを確認したくて……(笑)」と話していた。

「マウンド上では、いろいろ会話をしました。やっぱり、彼なりにすごく考えてますよね。実際、あの時、捕手である僕がしっかりと気を使うべきところなんですけど、逆にすごく気を使ってもらって。『大丈夫ですか?僕の球、捕れますか?(笑)』なんて言ってましたけどね(笑)。それが彼なりの気遣いであって。僕の心を和らげてくれましたね」

 ──そして最後にトラウト(エンゼルス)を空振り三振に打ち取った。

「そういう過程もあって、やっぱりああいうシーンが生まれたと思いますから。それも、日本ならではの、チームワークという強みですよね」

 ──その点では今回、ともに代表入りした坂本は、かねて自主トレを行う“師弟関係”にある。

「(昨年11月の)韓国との強化試合でも一緒でしたけど、数年間ずっとやってますし、僕の代表入りが決まった時も、『よかったです。またよろしくお願いします』と、一番に連絡をくれて。師弟関係といっても、僕が誠志郎から教えてもらっている部分もありますし、お互いが学び合っているというか。若月とも、同じく11月の韓国との強化試合を戦っています。3人で常に情報共有しあって、アドバイスをもらうようにしたほうが、試合に入りやすいとは思います」

 ──侍ジャパンが大会連覇を果たすために、どのような戦い方をイメージしていますか?

「初戦から台湾、韓国と続きますから、そこで落とすと厳しい状況になるのは間違いありません。初戦が一番大事というくらいの感覚で臨むことができればと思います。WBCでは、チームとしてのリズム、流れ、勢いというのが大事なのかなと。そこ(初戦)にチームをベストに持っていけるように、僕自身、グラウンド内外でできることがあれば、精いっぱい取り組みたい。やっぱり、こうして年齢を重ねても、またこのWBCの舞台に呼んでいただけるというか、その舞台で野球ができることに凄く感謝しながら、連覇のために全力を尽くすだけです。もう一度、素晴らしい景色を見たいと思います」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  2. 2

    佐々木麟太郎「スタンフォード大残留」ならどうなる? 選択次第では今秋ドラフトで争奪戦へ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「気持ち悪い」…クセバレに加え「直球の脆さ」「勝負弱さ」まで露呈

  4. 4

    ドジャース大谷の登板延期で“割を食う”佐々木朗希…中5日連発に指揮官「デメリットない」の欺瞞

  5. 5

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  1. 6

    中村晃は引退会見で「幼稚」と…長谷川勇也、松田宣浩、和田毅が呈していたソフトB若手への苦言

  2. 7

    日本ハム二軍施設なぜ移転? 鎌ヶ谷から恵庭へ…栗山英樹CBOの要求を呑んだ本当の理由

  3. 8

    ソフトバンク中村晃が現役引退へ…当面の仕事は「幼稚な二軍選手」の根性叩き直し

  4. 9

    巨人・松本剛の完全復調を手助けした“兄貴分コーチ”の名前 ナイター前の午前中に秘かに打ち込み特訓

  5. 10

    ソフトB関係者を“メロつかせた”佐々木麟太郎の褒め殺し…「ウチで決まりと思っちゃう」のノロケ声も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ