2009年ドラフト ロッテが菊池雄星ではなく荻野貴司をドラ1指名した舞台裏
「野球人生七転八起」(第42回=2021年)を再公開
日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係が、ありありと浮かび上がる。
今回は昨オフロッテを退団し、現在チェコでプレーする荻野貴司氏について綴られた元ロッテ西村徳文氏による「野球人生七転八起」(第42回=2021年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。
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入団1年目から盗塁王獲得は間違いないと確信した。トヨタ自動車から2009年ドラフト1位で入団した荻野貴司である。
今もレギュラーとしてチームを牽引する荻野の1位指名は、私の要望とフロントの方針が一致したものだった。
1番にはキャプテンに指名した西岡剛を起用し、2番にも足の速い即戦力の外野手を置きたいと考えていた。1、2番に足を使える選手を置くことで、打線に厚みを持たせたかった。


















