「KKドラフト」直後に清原和博の実家を訪ねるも...両親はまともに話ができる状況ではなかった

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 ドラフト会議は東京・飯田橋のホテルグランドパレスで午前に開かれた。会議が終わるや、鈴木は根本氏と新幹線に飛び乗り、大阪・岸和田の清原の実家へ指名挨拶に向かった。

「事前に実家訪問をPL学園に連絡し、了解を得たうえで訪問しました。清原は学校から帰っておらず不在で、途中、弟さんが学校から帰ってきた記憶があります。根本さんが両親に『指名させていただきました』と挨拶をして、僕はその横でただ座っているような状態。意中の巨人ではなく、ウチが指名したうえに、巨人は、早大に進学すると言っていた同級生の桑田真澄を1位指名した。相当驚いていたはずで、まともに話ができる状況ではありませんでした。たしかお茶も出たと思うんですけど、しばらく沈黙が続いて。湯飲みに口をつける余裕すらない。たしか30分くらいいたのかな……。重苦しい雰囲気もあって、家を出た後のことは全く覚えていません」

 意中の巨人にフラれた清原だったが、西武は清原の家庭の経済的な事情などを勘案し、最終的にプロ入りを決断するとみていた。入団合意に向けては根本部長が指揮を執り、11月下旬に鈴木は、浦田チーフスカウトとPL学園高の近くにある大阪・富田林市の料亭に出向いて交渉。清原を口説き落とした。

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