巨人の今秋ドラフトは大紛糾! 1位指名は投手か打者か、即戦力か高校生か…チームは投打そろって火の車
打線の中心を担える次世代の若手も育っていない
実際、巨人の惨状は今秋のドラフト戦線にも影響を及ぼす。投手、特に先発陣の強化が大きな課題になるが、問題は25日現在、打率.235(リーグ4位)、84本塁打(同4位)、387得点(同4位)という得点力不足にあえぐ貧打線である。昨季までの主砲・岡本和真(ブルージェイズ)が流出し、4番打者は日替わり状態。打線の中心を担える次世代の若手も育っていないのが現状だ。
そのため、今秋のドラフトは山梨学院の投打二刀流・菰田陽生らの1位指名を模索している。菰田は195センチ、102キロの恵まれた体格を武器に、投げては最速152キロ、打っては高校通算39本塁打を誇る。甲子園のスターであり、特に打者としての評価が高い「大谷2世」だけに話題性は十分なのだが、不振が続く戸郷翔征を含め、柱の投手が不在となれば、1位指名は投手にせざるを得ない。
さる巨人OBがこう言う。
「岡本が流出することが想定された昨年も、スカウト内ではアマチュアナンバーワン野手の創価大・立石正広(阪神)の1位指名を推す声があった。そんな中、当時の阿部慎之助監督の『打者は助っ人などの補強でなんとか補える。投手がコマ不足に陥るのが何より怖い。なるべく競合しないで確実に取りたい』との要望で、鷺宮製作所の左腕・竹丸和幸に一本化。結局、一本釣りに成功した。今年のドラフト市場も投手が豊作です」
投手では青学大の鈴木泰成、関西大の左腕・米沢友翔、横浜高の織田翔希らが現段階の1位候補だ。
他球団のスカウトは「巨人は来年新監督が就任するんでしょう? ということは、すぐに結果が欲しいだろうから、1位は大学生の即戦力投手じゃないか。高校生を指名する余裕はないでしょう」と言うが……。
投手か打者か、即戦力か高校生か、今年の1位は誰にするのか──。スカウト会議は大紛糾しそうである。


















