著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

桑木志帆ら世界を制する日本女子の「度胸」 男子はいつまで“蛇ににらまれたカエル”なのか

公開日: 更新日:

 かつての日本人はメジャーという大舞台では「蛇ににらまれたカエル」だった。技術以前に、難しいセッティングや独特の雰囲気にのまれ、本来の力が出せずに終わってしまった。

 ところが、近年の女子プロに限れば、そんな弱さはまったく感じられない。それを改めて感じたのが、今年の「AIG全英女子オープン」(英国・ロイヤルリザム・アンド・セントアンズGC)で優勝を遂げた桑木志帆(23)である。国内を主戦場にする桑木にとって、リンクスが舞台の「全英」挑戦は昨年に続き2度目だった。パー4の18番で行われた一騎打ちのプレーオフは、1ホール目の第1打を右の深いラフに打ち込み絶体絶命のピンチ。相手のE・ヘンゼライト(ドイツ)は豪快なドライバーショットをフェアウエーに運んでいた。ここで桑木は第2打を冷静にフェアウエーに戻し、残り108ヤードの第3打をピン1.5メートルに寄せる起死回生のショットでパーに収めた。2ホール目はヘンゼライトがドライバーを大きく曲げてボギーとし、パーパットを沈めた桑木が勝負を決めた。

 優勝会見のコメントがいい。普通なら大泣きするところを「お酒が好きなので、いっぱい飲みたい。ウイスキーのソーダ割りがいい」と破顔一笑。金髪に派手なメークとウエアなどのルックスとちゃめっ気に現地メディアも大受け。静かで控えめという日本人女性の印象を覆した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中日・工藤新監督「藤浪獲得&再生」へ期待の声 “暴れ馬”にこそ効く知識豊富な指導力

  2. 2

    マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚

  3. 3

    山﨑武司氏が激白! 中日新監督・工藤公康氏の素顔と期待「野村克也さんと重なる部分が多い」

  4. 4

    ピンク・レディーはNHK特番もバラバラ出演…不仲説はやっぱり本当か?

  5. 5

    イラつく高市首相が国会でも高慢炸裂! 決して非を認めない「完璧主義」に自民党のお仲間からも嫌悪感

  1. 6

    “ヤナ問題”で与野党対決激化! 苦境続く高市首相を脅かす「ドミノ辞任」次の大臣の名前

  2. 7

    『レット・イット・ビー』②「なすがまま」「あるがまま」に物申す還暦近い私の新解釈

  3. 8

    中日・工藤新監督が「クドウ塾」で鍛え直す選手2人の名前…指揮官が課すのは“地獄の走り込み”

  4. 9

    大谷翔平の不振より深刻なロバーツ監督の“ヘボ采配”…佐々木朗希の1回降板にも批判噴出

  5. 10

    ドジャースに3連勝のブルワーズに「サイン盗み」疑惑…複数の米メディアが報じる