桑木志帆ら世界を制する日本女子の「度胸」 男子はいつまで“蛇ににらまれたカエル”なのか
かつての日本人はメジャーという大舞台では「蛇ににらまれたカエル」だった。技術以前に、難しいセッティングや独特の雰囲気にのまれ、本来の力が出せずに終わってしまった。
ところが、近年の女子プロに限れば、そんな弱さはまったく感じられない。それを改めて感じたのが、今年の「AIG全英女子オープン」(英国・ロイヤルリザム・アンド・セントアンズGC)で優勝を遂げた桑木志帆(23)である。国内を主戦場にする桑木にとって、リンクスが舞台の「全英」挑戦は昨年に続き2度目だった。パー4の18番で行われた一騎打ちのプレーオフは、1ホール目の第1打を右の深いラフに打ち込み絶体絶命のピンチ。相手のE・ヘンゼライト(ドイツ)は豪快なドライバーショットをフェアウエーに運んでいた。ここで桑木は第2打を冷静にフェアウエーに戻し、残り108ヤードの第3打をピン1.5メートルに寄せる起死回生のショットでパーに収めた。2ホール目はヘンゼライトがドライバーを大きく曲げてボギーとし、パーパットを沈めた桑木が勝負を決めた。
優勝会見のコメントがいい。普通なら大泣きするところを「お酒が好きなので、いっぱい飲みたい。ウイスキーのソーダ割りがいい」と破顔一笑。金髪に派手なメークとウエアなどのルックスとちゃめっ気に現地メディアも大受け。静かで控えめという日本人女性の印象を覆した。


















