著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

西武は山川穂高に過剰反応だが…MLB「下半身スキャンダル」出場停止はこんなケース

公開日: 更新日:

■レイプの証拠が提出されなかった

 危うく難を逃れたケースもある。

 パイレーツで活躍していた韓国出身の強打者・姜正浩(カン・ジョンホ)はシカゴに遠征した際、ネットで知り合った野球グルーピーの女性とホテルで面会。自室に呼んでベッドを共にしたところ、翌日その女性が「姜正浩に酒を飲まされて意識を失い、レイプされた」と警察に訴え出た。この女性はそうやって揺さぶりをかければ姜が示談に応じて大金を支払うと踏んでいたようだが、彼は応じなかった。警察はその女性にレイプを実証する証拠を提出してほしいと再三要請していたが、何も提出できなかったため事件はうやむやになり自然消滅した。

 有名選手が関与したセックス上のトラブルや違法行為で、球団が当該選手を即座に出場停止にするのは、重罪を犯して逮捕され刑事被告人になった場合だ。オールスターに2度出場したパイレーツのクローザー、フェリペ・バスケスはロリコンが高じてアリゾナ在住の13歳の少女を愛人にしてセックスをしていたことが発覚。19年9月に逮捕された。米国では少女との性交渉が日本以上に忌まわしい行為とみなされているため、球団は即座にバスケスを無期限の出場停止とした。バスケスは実刑を免れることができず、2~4年の不定期刑を言い渡され刑務所に送られた。

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