「ポランスキーも小男(チビ)だけど」中平まみ著

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不倫相手との日々を描くモデル小説>

 ひと月ほど前、「私」は求人雑誌で見つけた「男」の事務所のスタッフ採用面接を受ける。結果は不採用だったが、翌日、男から私設秘書、つまりは交際の申し出があり、応じることに。小男で猪八戒みたいな相をしたその男が語る話から、私は「日のあたる場所」にたどりつくまでの彼の鬱屈と屈折の過去を知る。そして呼び出され、レストランで食事を共にしながら、過去に付き合った男のことを思い出す私は、仕事に精力的で、しかも女にも欲があり、小型車みたいに効率よく小回りが利くのは、小男の特権特徴らしいと思い至る。(表題作)

 かつて不倫交際していた猪瀬直樹・現東京都知事をモデルに描いた短編集。
(展望社 1600円)

【連載】土曜あらかると

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