「こんな健康法はおやめなさい」中原英臣著

公開日: 更新日:

 健康番組で紹介されるお手軽な健康法について、医学博士である著者が“時間とお金の無駄”と斬って捨て、その根拠と正しい方法を導き出していく。
「食物繊維をたっぷり取って便秘を解消し、大腸がんを予防する」という健康法があるが、実は15年に及ぶ厚生労働省の調査では、大腸がんと便秘の関連性は“ない”ことが分かっているという。週に2、3回しかお通じがない人と毎日ある人とでは、大腸がんの発生率に差はなかったそうだ。大腸がんを予防したいなら、ニンジンやカボチャに豊富なベータカロテンがおすすめ。動物実験でも、がんの発生率が低下することが明らかになっている。

 他にも、黒酢で血液サラサラ、ココアで風邪予防なども、根拠のない健康法だとか……。
(PHP研究所 1300円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  2. 2

    84歳の五月みどりが最期のパートナーと過ごす“やすらぎの刻”…経営するギフトショップは閉店

  3. 3

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 4

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆の「ドジャース入り」を阻む大谷翔平と正三塁手マンシーの壁

  1. 6

    中村玉緒は「パチンコと勝新太郎はやめられません」と豪快に宣言した

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  3. 8

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  4. 9

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の才能腐らす「メンタルの病巣」…マイナーでの大炎上にロバーツ監督もバッサリ