『「がんもどき」で早死にする人、「本物のがん」で長生きする人』近藤誠著

公開日:  更新日:

 20年以上「がんは2つにひとつ」と唱えてきた著者。つまり、発生した瞬間から手術しても抗がん剤を用いても必ず転移する「本物のがん」と、転移する能力を持たないので手術の必要がない「がんもどき」があるということだ。

「本物」は幹細胞が生まれてすぐ、0.1ミリ以下のときから血液に乗って全身に転移を始める。人間が早期発見と呼ぶのはがんが1センチ前後に育った晩年のがんであり、メスを入れることでがんが暴れて増大することもあるため、手術は百害あって一利なし。一方、全体の8割が「もどき」である乳がんなどは、放っておいてもよいのに無理な手術が体にダメージを与える。

 がんをやみくもに怖がる前に、がんの性質や手術のリスクを学んだ方が良さそうだ。
(幻冬舎 952円)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    豊洲市場の事故現場は“血の海”だった…目撃者は顔面蒼白

  2. 2

    鼻を突く生臭さ…豊洲市場の内外で漂い始めた「腐敗臭」

  3. 3

    宮沢りえホクロ取って正解? 鑑定歴25年の占い師に聞いた

  4. 4

    ホクロ除去した宮沢りえ 本当の目的は森田剛との“妊活”か

  5. 5

    森友問題のキーマン 体調不良を理由に「出廷拒否」の仰天

  6. 6

    豊洲市場開場から1カ月…腐敗臭に続きの床が「穴」だらけ

  7. 7

    カラオケ番組で「素人」得点…武田鉄矢が画面から消えた?

  8. 8

    村上春樹は75年卒…人気作家はなぜ「早大」出身が多いのか

  9. 9

    BTSと東方神起は紅白落選…TWICEだけが残ったワケ

  10. 10

    音痴で恥ずかしい…カラオケ下手が目立たない曲の選び方

もっと見る