「オリーブオイル・ハンドブック」松生恒夫、鈴木俊久著

公開日: 更新日:

 オリーブオイルはオレイン酸を70%以上も含み、悪玉コレステロール値を下げ、血管に害を及ぼす過酸化脂質の生成を抑制するなどの健康効果を持つ。本書では、オリーブオイルの健康・美容効果のほか、その製造方法や選び方までを伝授していく。

 まずは瓶のラベル。生産国が表示されているが、最近は輸入したものを国内でブレンドして販売するケースも増えており、国名だけで選ぶのはお勧めできないという。

 一方、EU圏内には外部機関によって認証される保護指定原産地表示がある。例えば、IGPという表示は特定の州や県単位の特産品である証し。DOPは町や村というさらに狭いエリアの特産品であることを示す。これらを参考に選ぶのもよいだろう。

(朝日新聞出版 1000円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも