「タックス・イーター」志賀櫻著

公開日:  更新日:

 日本の財政は、もはやほとんど破綻。「いかなる目標を掲げようが、いかに歳出を削ろうが、どれほど増税しようが、再建は覚束ない」のが現実だと著者は指摘する。税金を食い荒らし、このような惨憺たる状況を招いた「タックス・イーター」の悪行を暴く警世の書。

 タックス・イーターは「政官業の鉄のトライアングル」をつくり上げ、国の予算や財政投融資を食い荒らすだけではなく、課税を巧妙にすり抜ける一方で、その対価だけは享受。さらに国債にまで手を出し、将来世代が納める税金まで先取りして食い荒らしている。その複雑で不透明な実態を明らかにしながら、日本経済の暗部に迫る。

(岩波書店 780円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「誰のおかげで飯食ってんだよ」同年代アイドルの怒声に…

  2. 2

    五輪イメージ悪化…安倍政権が描く竹田会長追放のシナリオ

  3. 3

    NGT48メンバーは自宅に男が 地方アイドルが苦しむジレンマ

  4. 4

    「史上最弱横綱」稀勢の里を生んだ“機能不全”横審の大罪

  5. 5

    稀勢の里“ガチンコ横綱”の限界…過信と疲労蓄積で自滅連敗

  6. 6

    「カープに恩義ある」引き抜きを断り続ける目利きスカウト

  7. 7

    統計調査不正を逆利用 安倍首相がもくろむ政権浮揚プラン

  8. 8

    仏捜査のJOC会長の長男 竹田恒泰氏“父擁護”のトンデモ発言

  9. 9

    稀勢の里引退決断 歴代最低“36勝36敗97休”の不名誉記録

  10. 10

    「いだてん」低迷は想定内 NHK大河にクドカン起用の狙い

もっと見る