「シェリ」コレット著、工藤庸子訳

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【読みどころ】この作品を刊行した3年後の1923年、50歳になるコレットは、まるで小説を地で行ったように、義理の息子との恋愛に走るという事件を引き起こした。さらに26年には続編「シェリの最後」を上梓。そこには年老いて醜くなったレアの姿が冷徹に描かれている。己のスキャンダルを作品に昇華していくコレットの凄みがここにはある。〈石〉


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