「究め極めた『省・小・精』が未来を拓く」大河原克行著

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「EPSON」ブランドで数々のエポックメーキングな製品を世に送り出してきたセイコーエプソンの歴史と、そのモノづくりの哲学を紹介する企業物語。

 同社の起原は、服部時計店の腕時計製造部門の協力工場として1942年に設立された大和工業。部品加工から時計製造へと乗り出し、スイスメーカーをしのぐ製品を生み出す。さらにプリンターの開発にも着手し、第1号の「EP-101」は電子式卓上計算機用プリンターとして世界で90%以上のシェアを獲得した。部品を他社から調達し生産も委託する水平分業型のビジネスモデルが主流となる中、その逆を行く垂直統合モデルにこだわり続けてきた同社のモノづくりの舞台裏に迫る。
(ダイヤモンド社 1600円+税)

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