「ギブ・ミー・ア・チャンス」荻原浩著

公開日: 更新日:

 木下はコンビニでバイトをしながらお笑い芸人を目指している。コンビニシリーズのネタを考えたりしているが、問題は相方が見つからないことだ。ある日、マンションの階段で女の子と正面衝突して、コンビニでもらってきた弁当から海老フライが転がり落ちた。

「だいじょうぶ。塵も調味料。エビだけに--」と言ったら、女の子がおわびに中華弁当を買ってきた。エビチリが入っていた。新入りのバイトが入ったので特技があるか聞いたら、モノマネができるという。突然〈犬ゾリ単独行で北極点に到達した植村直己〉が始まった。うまい! 〈ギブ・ミー・ア・チャンス〉。ちょっと人生が楽しくなる8編の短編。

(文藝春秋 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2026夏の甲子園「優勝校はココだ!」 本紙と専門家が徹底予想、“対抗”含む5校を紹介

  2. 2

    高市首相の大誤算…30代女性の支持率ピークから40P減で「嫌われサナエは女性の敵」いよいよ鮮明

  3. 3

    板東英二さん死去…長嶋茂雄や野村克也も認めていたその功績と人柄、金銭トラブルの数々

  4. 4

    「キル・ビル」から20余年…栗山千明「晩酌の流儀」が“第2の「孤独のグルメ」”になりそうな充実ぶり

  5. 5

    有望高校生の「とりあえず進学」にプロ球団悲鳴 直メジャー、米国留学…選択肢が増え受難の時代へ

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    読売新聞の世論調査「皇室典範再び改正 愛子天皇を認めろ」に85%賛成の衝撃結果

  3. 8

    大関復帰の安青錦 “強行出場”の収穫と代償…「少なくとも夏巡業は厳しい」の見立ても

  4. 9

    趣里が裏切り不倫報道の夫・三山凌輝に三くだり半を突きつける“Xデー”…伊藤蘭と水谷豊もついに離婚要求か

  5. 10

    夏ドラマ軒並み低迷のフジが賭ける秋ドラマは目指す「イカゲーム」になれる? 主演は坂口健太郎