「ギブ・ミー・ア・チャンス」荻原浩著

公開日: 更新日:

 木下はコンビニでバイトをしながらお笑い芸人を目指している。コンビニシリーズのネタを考えたりしているが、問題は相方が見つからないことだ。ある日、マンションの階段で女の子と正面衝突して、コンビニでもらってきた弁当から海老フライが転がり落ちた。

「だいじょうぶ。塵も調味料。エビだけに--」と言ったら、女の子がおわびに中華弁当を買ってきた。エビチリが入っていた。新入りのバイトが入ったので特技があるか聞いたら、モノマネができるという。突然〈犬ゾリ単独行で北極点に到達した植村直己〉が始まった。うまい! 〈ギブ・ミー・ア・チャンス〉。ちょっと人生が楽しくなる8編の短編。

(文藝春秋 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征トレード獲得に他球団が虎視眈々 「ウチなら再生できる」「環境を変えた方がいい」

  2. 2

    「投手の墓場」で好投する菅野智之の価値 僕が日本人史上2人目の本塁打を打ったのもクアーズフィールド

  3. 3

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  4. 4

    磐越道バス事故で問われる運行会社と学校の罪と賠償責任…「数億円規模になるのでは」と弁護士が見解

  5. 5

    巨人にFA松本剛は必要だったのか…批判殺到する本人よりも「責められるべき人間がいる」と他球団関係者

  1. 6

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  2. 7

    倉田保昭さん80歳でも現役のアクション俳優「ストレッチが一番大事。おかげで痛いところはありません」

  3. 8

    渋野日向子×テレ東イケメンアナ“お泊り愛”の行方…女子プロは「体に変化が出る」とも

  4. 9

    衆院選「中傷動画」問題で高市首相「秘書を信じる!」超強気答弁が“命取り”に…追及ネタ再投下される恐れ

  5. 10

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題の波紋…NHKは「番組出演は変更なし」と回答もイメージダウン不可避