「ギブ・ミー・ア・チャンス」荻原浩著

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 木下はコンビニでバイトをしながらお笑い芸人を目指している。コンビニシリーズのネタを考えたりしているが、問題は相方が見つからないことだ。ある日、マンションの階段で女の子と正面衝突して、コンビニでもらってきた弁当から海老フライが転がり落ちた。

「だいじょうぶ。塵も調味料。エビだけに--」と言ったら、女の子がおわびに中華弁当を買ってきた。エビチリが入っていた。新入りのバイトが入ったので特技があるか聞いたら、モノマネができるという。突然〈犬ゾリ単独行で北極点に到達した植村直己〉が始まった。うまい! 〈ギブ・ミー・ア・チャンス〉。ちょっと人生が楽しくなる8編の短編。

(文藝春秋 1400円+税)

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