原田曜平氏 新著につづった世代間ギャップ乗り切るヒント

公開日: 更新日:

「マイルドヤンキー」「さとり世代」などの流行語や、日本テレビ系「ZIP!」のレギュラーコメンテーターとしても知られる博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの原田曜平氏(38)の新著「世代論の教科書」(東洋経済)が話題になっている。

 博報堂新しい大人文化研究所統括プロデューサーの阪本節郎氏(63)との共著で、戦後の各世代を団塊世代(1947~51年生まれ)、ポパイJJ世代(52~60年)、新人類世代(61~65年)、バブル世代(66~70年)、団塊ジュニア世代(71~82年)、さとり世代(83~94年)に分類。日本の現役世代がどのような時代背景に育ち、どのような価値観を持って生きているかが象徴的な出来事などとともにつづられている。

 ネット社会が老若男女にまで普及し、かつてのような紋切り型の対応ではコミュニケーションに支障が出る現代社会。クロスジェネレーションという概念の下、バックグラウンドも価値観も違う世代がうまく付き合うためにはどうしたらいいのか。世代間ギャップを埋めるためのヒントと話題に事欠かない好著だ。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も