公開日: 更新日:

 憂さ晴らしに愚痴こぼし。何かを忘れたいときに飲む酒もあれば、他人とつながりたくて飲む酒もある。酒意地が汚いとののしられようが飲みたいものは飲みたい。明日が見えないときであろうとも、飲みたいときには飲みたい。そんな飲んべえの屁理屈をひそかに正当化してくれる、酒と酒場の本を紹介しよう。

「最終的には下りるのに、なぜ登るのか」

 登山が趣味だと、常に聞かれる愚問がある。答えは人それぞれだが、あるひとつの明快な回答を示唆する本がある。清野明著「山を下りたら山麓酒場」(交通新聞社 1200円+税)だ。

 著者は幻のアウトドア雑誌「探検倶楽部」の元編集長。山好き・酒好きの彼が説く。下山後のビールや飯は魔法のようにうまい。生きててよかったという思いにとらわれるほどうまい。適当に作ったチャーハンやラーメンも、登山の後は感動的な味に変わる。実はこれが本来の味覚ではないかと。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「コロナ感染ウソ」で露呈 JYJジェジュンの非常識と幼稚さ

  2. 2

    公務員はコロナ禍で収入が減る民間に合わせる気はないのか

  3. 3

    与野党の医師議員が“アベノマスクの乱” 政権の愚策に決起

  4. 4

    桑子と和久田 NHK朝夜メインキャスター異例トレードの成果

  5. 5

    隠れコロナか 東京都で「インフル・肺炎死」急増の不気味

  6. 6

    高嶋哲夫氏「首都感染」は予言の書ではなく予測できたこと

  7. 7

    深酒にガールズバー…志村けんコロナ感染で濃厚接触者多数

  8. 8

    藤浪ら感染の“合コン” ゾロゾロ出てきた参加者32人の素性

  9. 9

    やはり本命の彼女は…櫻井ファンがザワついた衝撃の“逸話”

  10. 10

    志村けんさんの店も…銀座のクラブで“コロナ蔓延”の根拠

もっと見る