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 憂さ晴らしに愚痴こぼし。何かを忘れたいときに飲む酒もあれば、他人とつながりたくて飲む酒もある。酒意地が汚いとののしられようが飲みたいものは飲みたい。明日が見えないときであろうとも、飲みたいときには飲みたい。そんな飲んべえの屁理屈をひそかに正当化してくれる、酒と酒場の本を紹介しよう。

「最終的には下りるのに、なぜ登るのか」

 登山が趣味だと、常に聞かれる愚問がある。答えは人それぞれだが、あるひとつの明快な回答を示唆する本がある。清野明著「山を下りたら山麓酒場」(交通新聞社 1200円+税)だ。

 著者は幻のアウトドア雑誌「探検倶楽部」の元編集長。山好き・酒好きの彼が説く。下山後のビールや飯は魔法のようにうまい。生きててよかったという思いにとらわれるほどうまい。適当に作ったチャーハンやラーメンも、登山の後は感動的な味に変わる。実はこれが本来の味覚ではないかと。

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