自民党のメディアコントロールは巧妙だ

公開日: 更新日:

 自民党は、メディアとの対峙の仕方を「慣れ親しみの時代」から、「対立・コントロール期」に変化させたと、著者は主張する。そうすることによって、メディアに自発的服従を強いているというのだ。

 自民党は賢くなった。野党は、その賢さにまったく追いついていない。それが、自民党の独り勝ちを支える重要な要因になっているのだろう。

 本書は、繊細なテーマを扱っているので、書きぶりが慎重で、分かりやすいとはいえない。しかも、著者が学者であるため、時系列で物事を記述していることが、さらに読み物としての楽しさを薄めている。

 だから、本書の「はじめに」を読んだら、次に後ろの方の章から読んでいくことをおすすめする。最近の出来事から読み進めれば、興味を保ち続けることができるからだ。

 ちなみに、本書では触れられていないが、リベラル派の私が、ある程度テレビでの露出を確保できているのは、バラエティ―に出ているからだ。★★半(選者・森永卓郎)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相、病気を理由に辞任? 囁かれるショートリリーフは麻生指名で「茂木敏充」か

  2. 2

    嵐活動終了で松本潤との「結婚待望論」再燃も…キッパリ否定の井上真央が送る“幸せシングルライフ”と結婚観

  3. 3

    「中傷動画」疑惑で高市首相またブチ切れ答弁連発し逃げ切り画策も…露呈した重大な“落とし穴”

  4. 4

    「笑点」新メンバー春風亭一之輔に“新司会就任”密約説…注目は木久扇、好楽、小遊三の進退

  5. 5

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  1. 6

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  2. 7

    ハリボテの実質賃金「4カ月連続プラス」…巨額の税金つぎ込んだ補助金政策で“ゲタ履き”が実態

  3. 8

    6月7日に「笑点が重大発表」座布団運び山田隆夫は本当に勇退するのか? 「くん」が「さん」に変わった哀愁

  4. 9

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  5. 10

    遠藤航「W杯欠場」の可能性浮上…森保監督が代表引退したはずの吉田麻也を呼び寄せた深謀遠慮