「真田幸村 家康をもっとも追いつめた男」河合敦著

公開日: 更新日:

 絶大な人気を誇る戦国武将・真田幸村だが、確かな記録に基づいてその生涯を描いたら原稿用紙10枚程度で事足りてしまうほどの記録しか残っていないという。彼が歴史上に名をはせたのは、大坂冬の陣から夏の陣までのわずか半年間に過ぎないからだ。

 では、なぜ幸村がこれほど現代人の心を魅了するのか。著者は「その死にざまの見事さに尽きる」という。

 なぜ勝てないとわかっていながら家康の誘いを断り、最後まで豊臣方で戦ったのか、なぜ家康の本陣に絶望的な突撃を繰り返したのか。――慶長20(1615)年5月7日の壮絶な最後の一日をはじめ、真田家の血脈や関ケ原での心理戦など、人間・幸村の素顔を浮き彫りにしながら、その行動原理を読み解く。(小学館 760円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松村北斗&目黒蓮の"2強"を崩すSTARTO社の若手演技派は? 男性アイドル戦国時代のカオス

  2. 2

    森香澄はピアニストを夢見て練習に打ち込むも、1浪して東京女子大現代教養学部へ…高校は都立新宿

  3. 3

    森香澄には「あざとかわいい」にとどまらない「主役体質」の素質アリ

  4. 4

    キオクシア株は「高値の花」…2期連続過去最高決算で時価総額40兆円も、個人投資家比率わずか5%

  5. 5

    渋野日向子に「全米女子プロ」逆転出場の道…勝みなみと3年連続タッグでツアー唯一のダブルス戦V狙う

  1. 6

    生田斗真の活躍を見て育った弟・竜聖は川崎の公立中学から中大法→フジテレビへ

  2. 7

    佐々木朗希の選手会脱退が若手逸材に飛び火 「電通が動いているんじゃないか」と広がった疑心暗鬼

  3. 8

    ナショナルズ小笠原慎之介「巨人入り」のウラ…「メジャー昇格の芽なし」の悲しい現実

  4. 9

    「ペチュニア」と「キンギョソウ」が見頃を迎えた花と緑のテーマパーク「東京ドイツ村」入場券を5組10人にプレゼント

  5. 10

    高市事務所が選挙ネット戦略で手だれに接近のナゼ…中傷動画作成・拡散のキーマン松井健氏の“意外な実績”