「封印された日本の村」歴史ミステリー研究会編

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 さまざまな理由で人が去ってしまった「廃村」や「廃虚」を訪ね歩く紀行リポート。

 かつて村に通じる道路が引かれておらず、交通手段は船だけだったことから“海賊村”と呼ばれた新潟県の「角海浜」や、足尾鉱毒事件の反対運動に立ち上がった農民たちの口を封じるために権力によって遊水地を造る名目で廃村に追い込まれた栃木県「谷中村」、都心から気軽に行ける廃村として見学者が絶えない奥多摩山中の「峰集落」、そして人々がケーブルカーで行き来していたため道路がなく、解体されないまま山中に取り残された兵庫県「摩耶観光ホテル」など。現地を歩き、現在の写真とともにそれぞれの廃村・廃虚にまつわる物語を紹介。(彩図社 619円+税)



【連載】文庫あらかると

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