「一回半ひねりの働き方」平川克美著

公開日: 更新日:

 何のために働いているのか、給与とは誰が何に対して払っているのか、など会社や働くことの本質について深く思索をめぐらす名著の復刻。

 勝ち負けや、戦術・戦略などビジネスが戦争のアナロジーで語られるのはなぜか。ビジネスが社会の限られたリソースの奪い合いと認識され、会社をその収益獲得機関として考えるビジネス観が支配的だからだと指摘。自らの企業経営の体験から、ビジネスとは商品を媒介とした人間と人間のコミュニケーションであると語る著者。社員がその力を発揮するためには自分の仕事への敬意と会社に対する信頼が必須の条件であり、その敬意と信頼の源泉は「会社の哲学」だという。新たな思考法で、人間が働く本当の理由を見つめ直す。(KADOKAWA 860円+税)





【連載】新書あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学