「十津川警部 北陸新幹線『かがやき』の客たち」西村京太郎著

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 会社員の細野は、金沢に住む遠距離恋愛中の女子大生・綾と開業当日に北陸新幹線に乗車する計画を立てる。しかし、当日、金沢から上京するはずの綾が現れず、電話もつながらない。細野は予定通り北陸新幹線「かがやき」で金沢に向かい綾の部屋を訪ねるが、やはり彼女の姿はない。

 2日後、綾が東京の江戸川河口で溺死体で見つかる。捜査を担当した十津川は、冷静に事情を語る細野の犯行を疑う。友人らの話から綾が細野に隠し事を抱えていたことが分かる。十津川は、細野を尾行し、彼の行動を監視する。そんな中、江戸川の河原で男性の他殺体が見つかる。

 北陸新幹線開業の喧騒の中で起きた連続殺人事件の謎に迫る旅情ミステリー最新刊。(集英社 820円+税)


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