「世界最強の女帝メルケルの謎」佐藤伸行著

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「欧州の女帝」と称されるドイツ首相アンゲラ・メルケル。旧東ドイツで育ち、物理学者として研究機関で働いていた彼女は、ベルリンの壁消滅直後に政治家に転身。当時の首相のコールの目に留まり、瞬く間に最高権力者の座をつかみ、以来10年、その椅子に座り続けている。

 ギリシャ危機、ウクライナ問題、そしてシリアの難民問題などに直面するたびに、世界をリードしその存在感を見せつけてきたが、本人は演説がうまいわけでもなく、カリスマ性とは無縁である。一方で、政治の師父であるコールには権力の亡者と批判される。

 ベールに包まれた女帝の素顔に迫りながら、彼女が率いるドイツがどこに向かおうとしているのかを考察する。(文藝春秋 780円+税)


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