「真実の檻」下村敦史著

公開日: 更新日:

 母の遺品を整理していた大学生の洋平は、天井裏に隠してあった手紙を読み、自分の本当の父親が赤嶺という男だと知る。育ててくれた父に確認すると、赤嶺の存在を承知で身重の母と結婚したらしい。洋平は父から赤嶺は交通事故で死んだと聞かされる。しかし、ネットで事故のことを調べると「赤嶺事件」がヒット。事件の概要を読んだ洋平は、検察官だった赤嶺が結婚を反対した母の両親、つまり洋平の祖父母を惨殺した死刑囚だと知る。死刑は執行されておらず、赤嶺はまだ生きていた。何も手につかず、ネットの情報をさまよう洋平は、赤嶺事件は冤罪の可能性があると記した雑誌の記事にたどりつく。

 乱歩賞作家が冤罪をテーマに描いたミステリー。(KADOKAWA 1600円+税)


【連載】BOOKレビュー

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ