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「不合理な地球人」ハワード・S・ダンフォード著

「ルーレットで連続して赤ばかり出たら、次こそ黒が出ると思うのはなぜか」「楽しみにしていた飲み会なのに、なぜ出かける間際になると出席がおっくうになるのか」――誰にも覚えがあるこうした疑問に答えながら、行動経済学のエッセンスを伝えるテキスト。

 従来の伝統的経済学では、あらゆる情報を入手して完璧に処理し、最も有利な選択をする合理的人間像が前提だった。しかし、自分たちの日常を振り返れば分かる通り、人間は限定的にしか合理的になれない。

 冒頭に挙げたような身近な話題を例に、この「限定合理性」を特徴とする人間が、どのように意思決定し、どのようなミスを犯すのかを理論的に解説してくれる目からウロコ本。(筑摩書房 860円+税)


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