「世界地図の下書き」朝井リョウ著

公開日: 更新日:

 雨の夜、両親が乗った車にスリップしたトラックが衝突。孤児となった小3の太輔は、伯母夫婦の家を経て、児童養護施設「青葉おひさまの家」で暮らし始める。

 太輔の加わった1班は、中3の佐緒里がまとめ役で、太輔と同じ学年の淳也とその妹・麻利、そして2年生の美保子が同室だった。施設になじめない太輔を佐緒里はやさしく見守り、必要なときに手を差し伸べてくれる。それから3年。すっかり皆に溶け込んだ太輔は、ある日、美保子から佐緒里に恋人がいるようだと聞き、落ち着かない。そんな中、太輔は職員のみこちゃんから、伯母が太輔と再び暮らすことを希望していると聞き、胸がざわめく。

 第29回坪田譲治文学賞受賞作。(集英社 600円+税)


【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る