「恋から始まったビョーキ」松居沙夜著

公開日: 更新日:

 強迫性障害とは、不潔が気になって何度も手を洗うなど、無意味と分かっていながら同じ行為を繰り返し、やめられなくなってしまう疾患。思い返せば小学生時代にその兆候はあったが、予備校生時代に初めて交際したA、続く大学生のBとの恋愛によって症状が顕著となり、自分が精神疾患であることを自覚したという。運転中に墓石の破片を踏んだと思い込み神棚の前で謝罪を続けてしまった「縁起恐怖」や買い物から帰宅後に購入した全商品を除菌しなければ気が済まない「不潔恐怖」など、自らの体験を告白しながら、強迫性障害の諸症状や行動療法の効果などを紹介する。

 長年、精神疾患の強迫性障害に苦しんできた著者による闘病エッセー。(新潮社 1400円+税)

【連載】BOOKレビュー

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”