「特捜部Q-知りすぎたマルコ-」(上・下)ユッシ・エーズラ・オールスン著、吉田薫訳

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 08年秋、カメルーンで行方不明になった現地スタッフを心配したデンマーク外務省参事官のスタークは、上司に命じられ現地に向かう。しかし、当地での開発援助に不正があることに気づき、予定を切り上げて帰国。11年春、窃盗団を脱走し追っ手の影に怯えながらコペンハーゲンで暮らすマルコは、人捜しのビラに注目する。義父スタークの行方を捜しているというビラの写真に写っていたのは、叔父や父が殺して埋めた男だった。

 同じころ、コペンハーゲン警察本部で未解決事件を専門に扱う特捜部Qのカールは、ハウスボート放火殺人事件を捜査していた。が、部下のローセが町中でスタークのビラを見つけ、捜査したいと言いだす。デンマーク発、人気警察小説の第5弾。(早川書房 各800円+税)


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