「ヒポクラテスの誓い」中山七里著

公開日: 更新日:

 浦和医大の研修医・真琴は、法医学教室に配属される。教授の光崎に受け入れを拒否された真琴だが、准教授のキャシーのとりなしで、何とか試用期間を与えられる。真琴は知らなかったが、キャシーによると光崎は法医学の世界的な権威らしい。

 そんな中、県警から遺体解剖要請が入り、真琴も光崎らと現場に臨場する。河川敷で死んでいた全裸の男を、検視官は酔って寝込んで凍死した事故死と判断。その見立てに疑問を抱いた刑事の古手川が、規則を破って光崎を呼んだらしい。遺体を見た光崎は、遺体を大学に運ばせる。光崎は、解剖した遺体の気管に青い微粒が付着しているのに気づく。(「生者と死者」)

 今秋放送予定のドラマの原作となった迫真の法医学ミステリー。(祥伝社 670円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動