• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「ドキュメント 水平をもとめて」鎌田慧著

 皮革工場とその皮革産業を担ってきた被差別部落の歴史と人々の物語を追ったルポルタージュ。

 屠場で傷をつけぬよう大事に剥ぎ取られた原皮は、塩漬けにされて皮革工場に運ばれ、さまざまな革製品の原料に加工される。まずはその工場が密集していた兵庫県花田町高木地区を取材。合成皮革に押されて今はなき北中皮革合名会社では、かつて職場詩集が発行されており、10年間で40号ほどが発刊されたという。皮革労働者の詩に、厳しい現実と未来に対する希望を感じとる。

 また、過激な動物愛護運動の攻撃に耐えながら、全国唯一の三味線の猫の「張り皮」職人として伝統芸能を支える奈良の橋本一弘さんら、いわれなき差別と闘い続けてきた人々の声に耳を傾ける。(解放出版社 2200円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    夜な夜な六本木の会員制バーで繰り広げられる乱痴気騒ぎ

  2. 2

    手越がトドメに? 日テレの情報番組からジャニタレ一掃も

  3. 3

    全国一元化を口実に…安倍政権が障害年金支給カットの非情

  4. 4

    総選挙でトップ3に入れず…AKBは“本体”弱体化が最大の課題

  5. 5

    加計理事長が突然の会見 W杯と地震に合わせ“逃げ切り作戦”

  6. 6

    最高裁も覚悟…森友問題で財務&国交省が隠したかったコト

  7. 7

    コロンビアに勝利も…釜本氏は攻撃停滞と決定機ミスに注文

  8. 8

    最大の後ろ盾も失い…楽天・梨田監督“電撃辞任”の全内幕

  9. 9

    大阪北部地震で注目…活断層“直撃リスク”のある「17原発」

  10. 10

    電撃辞任後は連勝も…楽天“ポスト梨田”に挙がる2人の名前

もっと見る