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「千年鈴虫」谷村志穂著

 ジュエリーショップで働く千佳は、松本に住む母からカルチャーセンターの源氏物語の講座に誘われる。気乗りがしないが、父を亡くしてから元気のなかった母が、隔週で東京に出てくる意欲を持ったことを喜び、付き合うことに。講師の大橋は70歳半ばの老人だったが、噂では光源氏のように受講生との逢瀬を楽しんでいるらしい。

 熱心に通っていた母が理由をつけて講座を休むようになった。千佳は、母も大橋と関係を持ち、捨てられたことを知る。千佳も誰かに復讐するように大橋と関係を持つようになったが、やがて、大橋の存在は千佳にとってなくてはならないものになる。

 源氏物語の一節をちりばめながら男女の修羅を描く濃密な恋愛小説。(祥伝社 550円+税)


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