「エデとウンク」アレクス・ウェディング著金子マーティン訳・解題

公開日: 更新日:

 1930年のベルリンで、12歳の少年・エデは縁日の回転木馬のそばで寒さに震えている女の子・ウンクに出会った。祖母を待っているというウンクと話していると太った少年がやってきて、ジプシー(ロマ族)にひき肉にされると忠告した。エデは平手打ちをくらわせて少年を追い払うが、ウンクが差別されているロマだと知って驚く。家馬車で暮らしているウンクは、階段や水洗トイレのある家に住むエデを貴族みたいな生活とうらやむ。彼女は失業したエデの父親にと、吸いさしの葉巻をくれたのだが……。

 ロマを劣等民族として虐殺したナチスに禁書にされた児童文学作品。ロマ族迫害の歴史の解題付き。(影書房 1800円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網