「田中角栄を逮捕した男」村山治、松本正、小俣一平著

公開日: 更新日:

 1976年、前首相・田中角栄がロッキード事件で逮捕された。このとき、マスコミ各社は特捜検察の捜査をキャッチできず、予定稿も用意されていなかった。「橋本逮捕」の予定稿があったのでそれを「田中」に書き換えたが、1カ所だけ「元幹事長」が残ってしまった。東京地検特捜部を指揮したのは副部長・吉永祐介だったが、84年、宇都宮地検検事正に任命される。吉永嫌いの伊藤栄樹東京高検検事長による左遷だと周囲も吉永も考えたが、伊藤はロッキード公判に備えて、1年後、吉永を最高検公判部長として呼び戻した。

 ロッキード事件40年を経て、NHKと朝日新聞の特ダネ記者が当時の秘話を明かす。(朝日新聞出版 2400円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る