「金曜日の本屋さん」名取佐和子著

公開日:  更新日:

 大学生の倉井は、「読みたい本が見つかる本屋」とネットで噂の「金曜堂」を訪ねる。北関東のとある駅の中にあるその店は、小さくて、とても探している本があるとは思えない。倉井が探していたのは、高校生のときに父の蔵書から持ち出してなくしてしまった庄司薫の「白鳥の歌なんか聞こえない」という本だった。入院中の父から「読みたいから返してくれ」と言われたので、買い直して届けても、「これじゃない」と突き返されてしまったのだ。事情を知った店長の槇乃に案内された書店の地下には、計画倒れに終わった地下鉄のホームを利用した広大な書庫が広がっていた。

 不思議な本屋を舞台に人と本との出合いを描く連作短編集。

(角川春樹事務所 600円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    原監督は喜色満面だったが…FA丸獲得で巨人が買った“火種”

  2. 2

    ゴーン起訴・再逮捕がトドメ…拍車がかかる特捜部解体論

  3. 3

    安倍首相の“言葉遊び”を超えた詐欺師の手法はいずれバレる

  4. 4

    好きな女子アナに異変…弘中綾香&宇垣美里が好かれるワケ

  5. 5

    まさか飲酒? 深夜の議員宿舎で維新の議員がド派手な事故

  6. 6

    米中“諜報戦争”激化で…安倍首相は日中関係のちゃぶ台返し

  7. 7

    SNS全盛時代に学ぶ 明石家さんまの金言「丸裸にならない」

  8. 8

    広島はマネーゲームせず…丸にも最後は“渋チン”貫いた理由

  9. 9

    セクゾ松島もパニック障害…ジャニーズで病欠が相次ぐワケ

  10. 10

    食えもしねえのに食い意地の張った巨人・原“監督大将”の話

もっと見る