「日本地図のたのしみ」今尾恵介著

公開日:  更新日:

 地図の楽しみ方を教えてくれる地図鑑賞ガイド。

 地図は「現地のありのまま」と思われがちだが、実は企画者が「何らかの意図」を表現した著作物。客観的と思われている国発行の地形図も、日本では当たり前のように書き込まれる公共施設も、海外の地図では当たり前でなかったり、日本の地形図にはない「廃止された鉄道」が英国製には示されていたりする。

 明治から現代まで4枚の地図でたどる渋谷の変遷や、山口県の北西端、長門市にある「ムカツク(向津具)」など地図で面白い地名を見つける楽しみ、そして福島・山形・新潟3県にまたがる飯豊山周辺で県境が二重に表記されている謎などを解き明かす「領土と境界線」まで。楽しみ方無限大の地図の魅力を紹介。(筑摩書房 780円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女が嫌いな女3位 伊藤綾子が暗示する“におわせメッセージ”

  2. 2

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  3. 3

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  4. 4

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  5. 5

    ファン心配…築地「吉野家1号店」営業終了で店長はどこへ

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌

  8. 8

    メジャーGMも視察 加熱する菊池雄星争奪戦“禁じ手”の恐れ

  9. 9

    スワロフスキー7500個「100万円ベビーカー」の乗り心地は

  10. 10

    34万「いいね!」 配達員が92歳女性に示した小さな親切

もっと見る