「謎解きゴッホ 見方の極意 魂のタッチ」西岡文彦著

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 孤高の天才画家ゴッホの人生とその作品を読み解く鑑賞ガイド。

 37歳で拳銃自殺するまでのわずか10年に2000点以上もの作品を描いたゴッホだが、生前に売れた作品は1点しかない。治療をしてくれた医師にお礼として贈った肖像画など、家畜小屋の穴をふさぐのに使われていたという。ゴッホが生きた時代は、ムンクやピカソの作品はまだ存在せず、絵画に写実性しか求められていなかった。当時の人々には、ゴッホの明るい色彩や豪快なタッチは狂気の産物としか映っていなかったそうだ。

 色彩やタッチの変遷にゴッホの人生の変転を読み解き、作品に込められた画家の思いとその時代背景を解説していく。

(河出書房新社 740円+税)

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