「ハイブリッド外交官の仕事術」宮家邦彦著

公開日: 更新日:

 元外交官の著者は、複雑な国際情勢においては「本筋」を一瞬で見極めることが大事だという。それはビジネスでも同様で、「本筋」を一瞬で見極めるためには「大局観」を養うことだと説く。本書は、外交官として働いてきた体験をもとに、その「大局観」を持つために必要な技を伝授するビジネステキスト。

 情報を得るために、赴任地でいつも一から人脈を築いてきた著者。その人脈づくりの極意を紹介しながら、新しい情報を得るには新しい人脈も必要だが、大局的な視点を磨くためには、古い友人を通じた「定点観測」も重要だという。そんな情報の入手法に始まり、交渉術や情報の分析法、そして危機管理術まで、外交の現場で磨いた仕事術を惜しげもなく公開。

(PHP研究所 620円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    竹内結子さん、石原さとみに立ちはだかった女優35歳限界説

  2. 2

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  3. 3

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  4. 4

    沢口靖子はまさに“奇跡のアラ環”!「2025年で『60歳』のお美しい女性有名人」圧倒的1位の原点

  5. 5

    視聴率トップ「モーニングショー」山口真由氏に続き…女性コメンテーター2人も"同時卒業"の背景と今後

  1. 6

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  2. 7

    山口真由氏「妊娠・休養」報道で人気を証明 復帰後に約束された「最強コメンテーター」の道

  3. 8

    杉田かおるが財閥創業者の孫との離婚で語ったこと

  4. 9

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  5. 10

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」