「レジリエンス入門」内田和俊著

公開日: 更新日:

 思春期の若者向けに書かれた生き方応援書。「レジリエンス」とは、「目の前の逆境やトラブルを乗り越えたり、強いストレスに対処することができる精神力」の意の心理学用語で、いわば「心の自然治癒力」のこと。このレジリエンスは誰にでも備わっており、正しい「やり方」で鍛えれば、確実に強くなるという。

 気分や感情は脳がつくり出しているから、レジリエンスを高めるとは実は脳を鍛えること。一つの出来事や事実を多くの異なる視点から違う見方をする訓練によって、しなやかで折れにくい心が育つという。

 同時代を生きる若者たちのエピソードを交えながら、レジリエンスを高め、さまざまな困難に対処する方法を伝授する。(筑摩書房 820円+税)

【連載】新書あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景