「無敵犯 刑事課・亜坂誠 事件ファイル101」浅暮三文著

公開日: 更新日:

 亜坂刑事が勤務するK署管内で爆発事件が発生した。下水道内に放置されたガソリンが気化して引火したと分かるが、犯人の意図は不明だ。管内では小学校で飼っていた動物が盗まれたり、ごみ屋敷が放火されるなど、不審な事件が続発。関連を疑った亜坂は、本庁捜査一課の土橋に助言を求める。

 亜坂の5歳の娘・理沙が、爆発現場近くの図書館の壁に「おこりんぼ」という落書きを見つける。調べると、小学校の飼育小屋やごみ屋敷にもそれぞれ「先生」「ねぼすけ」と落書きがあった。そんな中、殺人事件が発生。被害者は理沙が図書館で友達になった、いつきの母親あいりだった。あいりの下半身にも「てれすけ」とナイフで刻まれた文字が残っていた。

 巧みな構成で徹夜必至の新感覚警察小説。

(集英社 620円+税)

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