「ゼロ・アワー」中山可穂著

公開日: 更新日:

 ハムレットと呼ばれる殺し屋は新垣家の夫婦と5歳の男の子を殺したとき、飼い猫に引っかかれた。その爪に自分の皮膚が残るのを恐れて連れ帰る。猫の首輪にはGPSが装着されていたが、その首輪は香港の海に捨てられていて、足跡はそこで途絶えた。

 バレエの合宿に参加していたため、ただ一人生き残った娘の広海は、父と絶縁していたブエノスアイレス在住の祖父・龍三に引き取られる。龍三は広海が14歳のとき、衝撃的な告白をする。息子一家が殺されたのは、かつて殺し屋だった自分への遺族の報復だというのだ。広海は自分も殺し屋となり、家族の敵を取ることを決意する。

 美しき殺し屋が疾走するノワール長編。(朝日新聞出版 1800円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    キムタク長女が破局 ハンパが許せなかった工藤静香の怒り

  2. 2

    うがい薬で株価操縦か 吉村府知事にインサイダー疑惑浮上

  3. 3

    山下智久 現役JKお持ち帰り報道で忍び寄る“最悪シナリオ”

  4. 4

    坂上忍では微妙…関西人が納得する上沼恵美子“後釜”の名前

  5. 5

    分科会に浮上「Go To トラベル」前倒し実施に重大瑕疵疑惑

  6. 6

    堀田茜と紫吹淳も離脱…オスカー崩壊の裏に恐怖の社内改革

  7. 7

    東京都コロナ療養者が急増 最も深刻「ステージ4」に突入

  8. 8

    抗議殺到!イソジン吉村と大阪モデルの化けの皮が剥がれる

  9. 9

    コロナ禍でも「役員報酬1億円以上」これが上位101人リスト

  10. 10

    【Q】悪性腫瘍で心が乱れる毎日、穏やかに過ごすには?

もっと見る