性暴力が起きやすい条件を備える学校の権力構造│「校内盗撮」斉藤章佳著
「校内盗撮」斉藤章佳著
近年、学校で、子供を教え導く教員らによる盗撮事件が多発している。実は、学校は構造的に盗撮が起こりやすい条件を備えた場所だという。教員は児童・生徒に対して絶大な権限と優位性を持ち、教室を「支配」できる立場にいる。さらに行事などで教員が子供たちにカメラを向けることは正当な業務とみなされる。学校という場が持つ特有の権力構造は性暴力が起きやすい条件をあらかじめ備えているのだ。
一方、子供が子供を盗撮する校内盗撮も深刻な問題になっている。その背景には男子生徒が盗撮画像をSNSなどで共有することで絆を深め合う「有害な男子らしさ」の問題があるという。
校内盗撮という性暴力の実例を取り上げながら、学校で盗撮が相次ぐ背景を解説。子供を被害者にも加害者にもさせないための対策・予防策を説く。
(集英社インターナショナル 1111円)


















