各紙を擬人化 プチ鹿島氏「ゲンダイ師匠は辛口おじさん」

公開日: 更新日:

「ネットニュースの見出しだけをフラットに読んで、分かったつもりになるのではなくて、その記事はどの新聞社が書いたのか、各社のキャラクターの違いを踏まえて読むと、ニュースもグッと面白くなると思うんです」

 というのは、デジタル全盛、紙媒体が青息吐息の今、新聞をこよなく愛する著者の弁。

 各新聞の特性を擬人化(おじさん化)し、より身近な存在に見立てて解説。朝日は「高級背広を着たプライド高め」、産経は「和服を着て常に小言」、毎日は「論理に重きをおく書生肌」、東京は「問題意識の高い庶民派」、読売は「ナベツネそのもの」。言い得て妙、抱腹絶倒の例えだ。

 では、日刊ゲンダイはというと――。

「とにかく安倍首相が嫌いなんです。毎日真剣に怒っている辛口のおじさんで、僕は日刊ゲンダイのことを『ゲンダイ師匠』と勝手に呼んでいます。大見出しは檄文であり、永遠に学生運動の印象。僕はゲンダイ師匠の憤怒叱責を楽しむために朝刊紙を読んでいるようなものです。少し前は『ペテン』『デタラメ』のフレーズが師匠のお気に入りでしたね。最近は『官邸錯乱』『昭恵錯乱』と『錯乱』が口癖。師匠には朝刊紙では使わないキラーフレーズをバンバン使ってほしいですね」

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷の「新・代理人枠」狙い大物エージェントが虎視眈々…争奪戦勃発は待ったなし

    大谷の「新・代理人枠」狙い大物エージェントが虎視眈々…争奪戦勃発は待ったなし

  2. 2
    阪神・大山悠輔 今季中にFA権取得見込みであるのか? まさかの巨人流出…ロッテ、楽天も虎視眈々

    阪神・大山悠輔 今季中にFA権取得見込みであるのか? まさかの巨人流出…ロッテ、楽天も虎視眈々

  3. 3
    大谷「英語力」格段向上の皮肉とプラス効果 元通訳・水原容疑者の裏切りが副産物を生んだ

    大谷「英語力」格段向上の皮肉とプラス効果 元通訳・水原容疑者の裏切りが副産物を生んだ

  4. 4
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  5. 5
    水原一平容疑者は刑務所に何年ブチ込まれる? 違法賭博発覚への「妨害工作」次々判明

    水原一平容疑者は刑務所に何年ブチ込まれる? 違法賭博発覚への「妨害工作」次々判明

  1. 6
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  2. 7
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 8
    福原遥が挑むNHK朝ドラ&大河W主演「歴代4人の超難関」への道…まずは2025年「べらぼう」出演

    福原遥が挑むNHK朝ドラ&大河W主演「歴代4人の超難関」への道…まずは2025年「べらぼう」出演

  4. 9
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  5. 10
    若林志穂さん「生活保護受給」をXで明かす…性被害告発時のアンチ減り、共感者続出のワケ

    若林志穂さん「生活保護受給」をXで明かす…性被害告発時のアンチ減り、共感者続出のワケ