夏休みに読みたい「三国志」特集

公開日: 更新日:

「三国志読本」宮城谷昌光著

 宮城谷版「三国志」をはじめ、多くの中国歴史小説を執筆してきた著者が自作を語ったエッセー集。

 なぜ他の作家のように「演義」ではなく、正史を下敷きにして歴史小説「三国志」を書こうと思ったのか、なぜ後漢王朝に現れた名臣・楊震の「四知」(天知る。地知る。我知る。子知る。だれも知らないとどうしていえるのか)の言葉から物語を始めたのか、など創作の裏話を披露。

 神のごとき知謀をうたわれる諸葛亮の本質は、現実的な内政家だった、さしたる名声もなかった曹操が人望を集め、兵法に長じた秘密などの三国志に学ぶ人物論や組織論まで。

 宮城谷三国志の世界に読者を誘う。(文藝春秋 710円+税)

【連載】ザッツエンターテインメント

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  4. 4

    ロッテ前監督・吉井理人氏が2023年WBCを語る「大谷とダルのリリーフ登板は準決勝後に決まった」

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 7

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  3. 8

    《国分太一だけ?》「ウルトラマンDASH」の危険特番が大炎上!日テレスタッフにも問われるコンプライアンス

  4. 9

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  5. 10

    現役女子大生の鈴木京香はキャピキャピ感ゼロだった